OSレールの販売について

OSで販売していたレールもすべて同じ規格で販売しています。ご存じの通り材料の高騰、電気代の高騰など値上がり要素が多く価格は上がっています。

OSのレールは枕木とレールを溶接した後、脱脂して溶融亜鉛メッキ槽に漬けて亜鉛メッキをしています。このメッキ処理によって長期間露天でも使用していただけるわけです。

特にこの亜鉛めっきの工程の値上げが一番大きく、業者さんの話では電気代の値上げがそのままメッキ価格に響いてきているようです。

さて、レールの注文にあたってOSレールの企画と記号について説明していきます。

下のイメージ図をご覧ください。これは一番一般的な3.5インチと5インチの共用3線タイプのレールを表したものです。片側に板金製のL字の引っかけが付いていて反対側にはこれを受けるためのフラットバー(穴付き)が付いています。レイアウトを考えるときにはこのイメージ図を見てご検討ください。

Sは直線レールです。

CAとCBはカーブです。3.5インチのレールが外側についているタイプと内側についているタイプを表しています。

ポイントは4種類ありPA,PB,PC,PDです。それぞれどのような形状になっているかを表しています。片側が直線で反対側が曲線になっているポイントです。

両側が開いているY字タイプの物はありません。特注になります。

曲線のRは10R、7.5Rの2種類がほとんどです。急カーブの5Rもありますが走行できる機関車は限られますので導入前に検討が必要です。

基本的なレールの長さは1500㎜です。この長さはレールの中心線での長さです。

曲線のRもレールの中心線の位置です。

これ以外にも5インチ専用2線式レールがありますが、3.5インチ5インチ共用3線レールよりも5インチ専用レールはねじれ剛性が劣ります。これは3線式の真ん中のレールが剛性を上げているためです。また、同じ枕木材料を使うため3.5インチの位置に穴が開いていますがご了解お願いします。5インチ専用レールは溶接点数を増やして剛性を上げるための対策をしていますが3線レールほどの剛性は出ません。

この他、レール形状を本物に近くしたレールを使った5インチ専用レールもありますがこちらは標準が2mとなっています。

下にレイアウトの例をお見せします。

この中で説明しているようにポイントの横で使われる直線レールやカーブレールの枕木はポイントの枕木と干渉するため、枕木の長さを短くする改造が必要になります。Jで始まる名前のレールにはこのようなレール同士の干渉対策をしているものです。

この様にOSレールは記号をいえばどのようなレールなのかすぐにわかるようになっていますのでお気軽に見積もりなどお問い合わせください。

レールの出荷も大型の輸送ですので西濃運輸を使っています。レールの見積もり時に荷物の大きさ重さで輸送価格の見積もりができます。

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