TRECのパワートラックの実用例 2, OS新幹線の高出力化

今回はTRECのパワートラックPT-80を使ってOSの新幹線を高出力化した例をお見せします。

下の2枚の写真がPT-80 350wモータータイプです。

OSの新幹線は先頭車(1両目)には動力がなく2両目の人が乗れる乗用台車の部分にAT-67というベストセラーの台車にマブチモーターを4個つけて12Vの軽自動車用バッテリーひとつで駆動する構造になっています。簡単に駆動が出来て見栄えの良い製品ですがやはりモーターの出力に不満があるユーザーが多いのも事実でした。

その運転乗用台車のAT-67とモーターを取り去り,TREC製のパワートラックPT-80を使用して高出力化しました。 これにより約200Wだった出力を500Wにパワーアップできます。 オプションの350Wx2にすれば出力はほぼ4倍の700Wまで上げられます。OS製の2両目の乗用台車をそのまま改造して高出力化ができるわけです。このユニットで1両目の先頭車を押すだけでなく後ろに乗客を乗せた台車を複数台連結して走れます。

写真の例では350Wモーター2個を架装したPT-80を1セット(2台)にて運転します。

コントローラーは新開発のTREC製ASC-50Jのジョイスティック型を使っています。

このコントローラーでは前進時にジョイスティックレバーを前方向に倒すだけで前進し中立位置に戻せばブレーキがかかって停止します。危険な状態になった時は手を離せばその場で急停止しますので非常に安全です。

電源はリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの24V50Ahを使っています。このバッテリーは今まで使っていた19B40L(R)タイプのバッテリーの3倍以上の電力供給能力があります。1日走っても余裕です。

運転の結果は非常に好評でスイッチ一つで運転ができるので安全で誰でも運転ができるようになりました。

今回コントローラーの運転するときの角度を自由に変えられるコントローラースタンドを開発しました。特殊なヒンジ(フリーストップヒンジ)を使って任意の角度にコントローラーをセットできます。

角度が変えられることで自由な運転姿勢が維持できるようになりました。コントローラー本体はゴム足で位置決めされスタンドの上に乗っかっているだけです。そのまま外せるので非常に便利です。

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